2007年12月24日

何に学ぶのか

こんな言葉があります。

歴史家は後ろ向きの預言者だ。

(フリードリヒ=シュレーゲル Karl Wilhelm Friedrich von Schlegel "Athenaums" Fragmente)


ちょっと雰囲気を出すために「予言」ではなく「預言」の字を当てましたが、さほどの意味はありません。不遜でしょうか。ともかく、歴史から学ぶ者こそ、唯一にして優れて未来を見通す者だという意味だと解釈しています。

経験とは個人の歴史です。己のことは詳しく知る、つまり情報量が多いだけに深く追究することが出来ます。経験からの内省は非常に有意義な行いでしょう。
しかし、その反面、客観性に乏しく狭い範囲の事象に限定される宿命にあります。

そして歴史はこの世に生きた者の経験の総和です。
己の経験だけに頼るのではなく、歴史の中で自他を省みて成長を続けていきたいと思います。

なお、シュレーゲルの「アテネーウム断章」は国書刊行会から出版されているようです。
タグ:名言 格言 箴言
posted by KIDA Taira at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Essay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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