2008年04月07日

新しい電子申請の形が示された?

政府のIT戦略本部でまとめる基本指針の中で、電子申請に関しては共同利用センターの構築を提唱するようだ。

この一報には色々と思うところがあるので、少々口汚くなるかもしれないが、ざっくばらんに書き記してみた。

従来、電子申請といっても疎明書類となる紙文書を別途添付して提出・提示する必要のある手続きが非常に多かった。
これは、登記所(法務局)、市役所戸籍課、運輸支局などとの連携がオンラインで取れていないことが原因だ。いわゆる縦割り。それぞれ独自のシステムでやってきたのだから、そう簡単に接続できる訳でもないのだろう。

今回の指針にあるロードマップでは、申請者と疎明資料を管理する官公署の間に共同利用センターが仲立ちし、各官公署へはセンターから資料を要求することで申請者に対するワンストップサービスを目論むものらしい。

もっともな構想だが、高度情報通信社会推進本部の設立は1994年。今頃このような構想が出てくるというのは、やはり解せない。


ついでに、現行のオンライン申請システム全般について。

なぜかJRE、JREとJAVA満開の様相で、「リッチなコンテンツで快適申請」というイメージなのだろうか、ウェブブラウザによるオンライン申請ばかりである。なぜだろう?

その理由はともかくとして、私自身は、電子申請がそのようなツールで行われることに以前から疑問を感じてきた。

申請内容はテキストとバイナリに区分し、テキストはXML等でマークアップして記述、その後PKIで申請ファイル全てに署名・暗号化して、(念のためSSLで)送信。これだけを行うアプリケーションソフトを全官公署統一で一つ開発すればいいだけの話だと、これはずっと以前からそう思っているのだが、素人考えに過ぎるだろうか。
どうせ今でも酷く環境依存しているシステムなのだから、ローカルに申請用ソフトをダウンロードして使用すれば良いし、対応OSもWindows XP SP2以降に限定しても問題ないだろう。

この問題には書類の(構造主義に対する)罫線主義も影響していると思うのだが、それについてはまたの機会に。

電子政府構想 行政手続簡略の新システム構築へ 基本指針概要 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080407/plc0804070155000-n1.htm
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/index.html
posted by KIDA Taira at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Law
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/92575191
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
Powered by Seesaa